【認知的不協和の解消】これを知らずに恋愛心理学は語れない





どうも、RYUです。

  • 恋愛で使える心理学を知りたい
  • 心理学は詳しくないけど興味がある

こういった人は多いのではないでしょうか。

健康な男子が心理学について知りたい理由の10割は

モテたい

でしょうから(断言)

そんな期待に答えるお話をしようと思います。

この記事を読めば

  • 恋愛に関する心理学の中でも基礎となる理論を理解できる
  • これから学んでいく心理学について理解しやすくなる

といったメリットがあります。

超重要な理論ですので、覚えておかないと確実に損します。

理解できるまで繰り返し読んでみてください。

ではさっそく始めていきます。

やさしいA子、おねだりB子

あなたは高校生1年生。

地元からは少し離れた高校に入学しました。

期待と不安を抱きつつも、これから始まる高校生活を楽しみにしています。

左隣の席にはA子、右隣の席にはB子という女子生徒にはさまれた席になりました。

入学して数日経ったある日、あなたは筆箱を忘れてしまいました。

まずいなーと思っていると、A子が話しかけてくれました。

「筆箱忘れたの?シャーペン貸そうか?」

「いいの?ありがとう!」

その日はA子のおかげでなんとか乗り切ることができました。

「今日はありがとう。助かったよ」

「ううん、困ったときはいつでも言ってね」

やさしい子だなあ

翌朝、あなたはA子に話しかけます。

「おはよう。きのうはありがとね。助かったよ」

「ううん、全然いいよ」

「ほんとありがとう」

A子と話していると,、右隣からB子の声が聞こえてきました。

「あれー教科書がない」

どうやら教科書を忘れたようです。

「教科書忘れたの?」

「うん、忘れちゃったみたい」

「一緒に見る?」

「いいの?」

「いいよ、教科書くらい」

「本当に!?ありがとう!」

B子はとても嬉しそうにしています。

教科書くらいでおおげさだなあと思いつつも悪い気はしません。

また翌日、今日もB子がかばんの中をガサゴソと探しています。

「あれ、筆箱が・・・」

「筆箱忘れたの?」

「うん、入れたはずなんだけどなあ」

「忘れたならシャーペン貸そうか?、消しゴムは勝手に使っていいよ」

「いいの?ありがとう!やさしいね!」

放課後、B子からありがとうという言葉とともにシャーペンを返してもらいました。

シャーペンを貸しただけなのにちょっといい気分です。

翌日、B子は静かに授業を受けています。

(今日はB子、忘れ物していないのかなあ・・・)

B子の方を見ると、B子と目が合いました。

「どうかした?」

「いや、なんでもない。今日は忘れ物してないのかなと思って」

「ん?してないよ」

そこで会話は終わりました。

なんとも言えないちょっとさびしいような気持ちになりました。

なんだろうこのモヤっとした感じ・・・

その日一日、B子を目で追っている自分がいました。

人は助けた人を好きになる

  • 大好きな人が困っていたら助けてあげたい
  • 恋人や友人のためについつい世話を焼いていまう

という人は多いのではないでしょうか。

人は、大切な人のことを「助けてあげたい」と思う生き物です。

「大切な人のことは助けてあげたくなる」

これについては異論はないのではないでしょうか。

  • 好きだから → 助けてあげたい
  • 好きだから → 喜ばせてあげたい

とても自然な、素敵な感情です。

ところが、この逆が成立してしまうのが、人間の心理のおもしろいところです。

人には、自分が助けてあげた人のことを好きになる、という性質があります。

好意というのは不思議なもので、一種の錯覚によって生じることもよくあります。

さて、なぜ助けた側が好意を持つのかというと、

私たちの脳には、「矛盾した状態を嫌う」という性質があるからです。

「行動」や「事実」と「気持ち」との間に何らかの矛盾が発生したとき、私たちの脳はそれを解消しようとするのです。

なぜB子のことが気になるのか?

上記の例では、あなたは困っているB子を助けました。

このとき、あなたがB子のことを嫌いだと思うと、

「助けた」という行動に対して矛盾して、非常に不快な状態になってしまいます。

しかし、

「好きだから助けた」

と思えば、行動と気持ちが矛盾することはありません。

すると、脳はつじつまを合わせるために、変えられない過去ではなく、自分の考え方のほうを変えようとするのです。

このような心理から、助けた相手に対して、無意識に好意を持つのです。

心理学ではこのような心の変化のことを

「認知的不協和の解消」と呼びます。

この理論はアメリカの社会心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱されたものです。

認知的不協和理論・・・何か行動したときに生じる気持ちの矛盾を解消するために、考え方や行動を変えること

すっぱい葡萄

イソップ寓話の「すっぱい葡萄」の話はご存知でしょうか?

子供の頃に絵本で読んだことがある人も多いのではないかと思います。

聞いたことない、という人のためにあらすじを説明します。

お腹を空かせたキツネは、たわわに実ったおいしそうなブドウを見つけました。

食べようとして懸命に跳び上がりますが、ブドウの実はどれも木の高い所にあって届きません。

何度跳んでも届くことはなく、キツネは、怒りと悔しさから

「どうせこんなブドウはすっぱくてまずいだろう。誰が食べてやるものか」

と負け惜しみの言葉を吐き捨てるように残して去っていきました。

という話です。

このときのキツネの心理は、認知的不協和理論で説明することができます。

  1. キツネはブドウが食べたい(気持ち)
  2. ブドウは手に入りそうにない(気持ちと事実が矛盾)
  3. あのブドウはすっぱくてまずいと思い込む(矛盾の解消)

このキツネのように、人間も「自分は矛盾した行動をする存在だ」という事実を認めることができないのです。

その不快感を解消するために、無意識に行われるのが「認知的不協和の解消」です。

恋愛ではどう使う?

認知的不協和の解消については理解した、これが恋愛にどう使えるのか

これが知りたいところでしょう。

認知的不協和の解消は非常に応用が効く理論ですので、使い方は無限にあります。

そこで、恋愛で認知的不協和理論を使うときに押さえておきたいポイントについてお話ししたいと思います。

  1. 相手にお願いごとをする・何かしてもらう
  2. 親密な相手としかしないことをしてもらう
  3. 恋人同士でしかしないことをする

番号が大きくなるごとに、ハードルが高くなっています。

一つずつ見ていきましょう。

まずはライトなところから

①相手にお願いごとをする・何かしてもらう

認知的不協和理論をもとに考えると、

ふたりの仲を進展させるには「遠慮しすぎ」は逆効果ということがわかります。

モテない男の特徴として

「相手の言いなり」

というものが高確率で見られます。

過去の私もまさにこれでした。

プレゼントをする、お願いごとを聞く、助けてあげる・・・

やさしくしていれば好意を持ってもらえると信じていました。

もうおわかりかと思いますが、

やさしくしたり助けてあげることは、

「相手に」好きになってもらう行動ではなく、

「自分が」相手のことを好きなのだと、自分の脳に教え込む行動です。

つまり、

好きになってもらいたければ、少しずつ小さなわがままやお願いごとをして、相手に頼るほうがよいということです。

ここからさらに踏み込んで認知的不協和について考えると、

お願いごとをするよりさらに有効なのは、相手が自発的にした行動である

ということがわかります。

どういうことか?

自ら進んでした行動には、

「相手から頼まれてやってあげた」

という理由付けができません。

つまり、

頼まれたわけではないのに自分が勝手にやってあげた

という事実が残るということです。

こちらのほうが認知的不協和の解消の効果は強くなります。

②親密な相手としかしないことをする

相手との距離を縮める効果がさらに高いのがこの

親密な相手としかしないことをする

です。

具体的にどのようなことをすればよいか?

例を挙げると

  • 2人で食事に行く
  • 過去の恋愛話をする
  • 失敗談を話す
  • コンプレックスの話をする
  • 重めの相談事をする

こういったことを、相手がするような流れに持っていけばいいということです。

親密な相手としかしないこととして、私が特にオススメしたいのは

秘密の共有

です。

  • 秘密にしておきたいこと
  • 隠しておきたいこと

を話せる相手というのは、信頼の置ける相手ですよね。

ちょっと想像してみてほしいのですが、例えば、

あなたの会社が社内恋愛禁止だったとします。

最近、入社した新入社員の女の子と意気投合し、2人で食事に行くことになりました。

付き合っているわけではありませんが、2人で食事に行っていることが周りに知られて、あらぬ噂をたてられると厄介です。

人目につきにくい裏通りにある、ダイニングバーに行くことになりました。

当日、会社を別々に出て、待ち合わせをして店に行きました。

店はいい雰囲気で、料理も手が込んでいていい感じ。

会話も盛り上がり、あっという間に終電の時間になってしまいました。

2人で駅に向かって歩いている途中で、彼女がこんなことを言いました

「うちの会社って社内恋愛禁止なんでしたっけ?」

「うん、そうだね」

「いまどき珍しいですね」

「うん。しかも、うわさ好きな人が多いから、バレるとけっこう面倒だよ」

「じゃあ・・・今日ふたりで会ったことは秘密ですね」

やべぇ、社内恋愛って燃えるうううううううううう

ってことが言いたいのではなくて、

秘密の共有には、2人の中を深めてくれる力があります。

これは性別関係なく、人間関係全般に共通するテクニックです。

すきあらば秘密の共有を狙っていきましょう。

③恋人同士でしかしないことをする

僕がこの記事を書いた理由

それはこのパートの話をするためです。

はっきり言って、

ここまでの話は「刺身のつま」くらいに思ってもらっていいです。

さて、始めましょう。

恋人同士でしかしないことってどんなことがありますか?

  • 手をつなぐ
  • ハグをする
  • キスをする
  • それ以上

と言ったところでしょう。

みなさん思い思いの恋人同士でしたいことがあるでしょう。

それ、付き合う前にヤっちゃいましょう

「付き合ってもないのに、そんなことするなんてよくない」

「不誠実だ」

「そんなのチャラ男がやることだ」

と思われますか?

そうだとしたら、あなたに彼女ができない原因はそこにあります。

あなたに彼女ができない理由それは

誠実ぶって、手を出していないからです。

「え、付き合う前に手出すとか当たり前じゃん」

って人がいるなら、

帰ってくれ

これ以上、お前をモテさせるわけにはいかん。

今すぐこのページを閉じて帰ってくれ!!

モテ男が帰ったところで、話を元に戻します。

付き合う前に恋人同士でしかしないことをする

これが、認知的不協和の解消を恋愛に活用する最大のメリットです。

  • 手をつないだ
  • キスをした
  • それ以上のことをした

恋人同士でしかしないことを、付き合う前の人としてしまったとき、

女性の脳内はどうなるか?

男と一夜を共にしてしまった場合、もしも相手の男のことを好きではなかったら、自分は尻軽女ということになってしまう。

自分のことを尻軽とは認めたくないので、女性は無意識に思考を書き換え始める。

「お酒も入ってたし、彼がどうしてもって感じだったし、勢いでやっちゃった感じだけど、前からいいなぁって思ってたし、けっこうやさしいし・・・全然ありでしょ」

この思考の書き換えは無意識に行われるので、女性本人は気付いていません。

というか、絶対に認めないでしょう。

女性にとって、自分の体というのは最も価値のあるものなのです。

決して安売りしてはならず、自分が尻軽であるということなどあってはなりません。

ただ、あくまでもこれは無意識の話なので、この話を人前でする必要はありません。

というか、こんな話を人前でしていたら、「ゲス野郎」認定されます。

黙って実行しましょう。

おわりに

今回の話をまとめるとこんな感じです。

  • 恋愛心理学の基礎の基礎は「認知的不協和の解消」
  • 「認知的不協和の解消」とは、人が何か行動したときに生じる気持ちの矛盾を解消するために、考え方や行動を変えること
  • 女性に好きになってもらいたければ、好きな人にしかしないことを女性にしてもらうようにする
  • この話は人前ではしない

最後にお願いがあります。

この方法を使えば、

もともとモテる人は、さらにモテるようになり、

あんまりモテて来なかった人は、一般的なモテくらいは簡単に手に入ります。

ですのでどうか、本当に付き合いたいと思った女性と付き合うためにこの方法を使ってください。

最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

下に今回の参考書籍を載せておきますので、興味のある方はチェックしてみてください。

またのお越しをお待ちしております。

RYU

参考書籍

マンガでまるっとわかる!はじめての心理学大全/ゆうきゆう

認知的不協和理論をはじめ、心理学用語をイラスト付きで紹介している。心理学全般について知りたい人におすすめの入門書。

なぜかまわりに助けられる人の心理術/DaiGo

認知的不協和の解消を人間関係全般に応用する方法がわかりやすく解説されている。この1冊で認知的不協和理論は理解できる。メンタリストDaiGoさんの本はふだん本を読まない人でも読みやすいと思う。さすがメンタリスト。

LOVE理論/水野敬也

RYUが一番好きな恋愛マニュアル本。え?読んだことない?モテる気ある?ってくらいおすすめ。てかバイブルだと思ってる。今回は「恋人同士でしかしないことをする」のパートで参考にしました。水野敬也さんといえば大ヒット作『夢をかなえるゾウ』の作者。RYU的にはLOVE理論のほうが一万倍おもしろい。

この記事へのコメント

  1. 悲しい話ですが、僕は高1では男子クラスでした それいいとして、高2、高3と混合クラスでした
    男子が多い学校でしたので、両隣が女子だったかどうかは覚えていませんが、話しかける理由が思いつかなかったので一切話しかけず、当然向こうからも話しかけられず 下手に顔を覚えてしまった後は、廊下などですれ違って無視するように通り過ぎるのが気まずかったので、遠目に気付いたらよその方を向いて歩くようになっていました そうして僕は3年間ほど女子と話をすることなく卒業しました

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