書かない言い訳を全て論破!『できる研究者の論文生産術』





できる研究者の論文生産術

書かない理由をすべて潰し、書くためのシンプルな方法を示している。

いい本を読んだので紹介したいと思います。

『できる研究者の論文生産術』/ポール・J・シルヴィア

原題『How to write a lot』

私は今年になってブログを書き始めました。

文章を書いているときは集中できるというか、没頭できるというか、すごく楽しいです。

一方、一日で記事を書き上げる日があったかと思えば、全く書かない日があったりと、進行がまちまちでした。

もっとコンスタントに書けるようになりたいなと思っていたときに、読んだのがこの本でした。

当たりでした。

メッセージが非常にシンプルだったからです。

スケジュールを立て、それを守る

この本のメッセージはこの一言に尽きます。

書けないのは、書くための時間を確保していないから

書くための時間を割り振って、それを守ればモチベーションに関係なく書ける

というのが筆者の主張です。

「ごもっとも。それができたら苦労しないよ」

という人のために、書かない理由をすべて論破するところからこの本は始まっています。

これがめちゃくちゃ爽快。

言い訳その1「時間がない」

→ 時間は見つけるものではない、あらかじめ割り振っておくものだ。時間がないとか二度と言うな

言い訳その2「準備が足りない」

→ 執筆時間の中に準備の時間も入れればいいじゃん

言い訳その3「道具がない」

→ 本気で言ってんのか?書くために高級な家具も機材は必要ない

言い訳その4「気分が乗らない・アイデアが浮かばない」

→ 気分?アイデア?そんなもん書き始めれば付いてくる

できる研究者の論文生産術ー図2.2
p28-図2.2より引用

モチベーションを保つ方法としていいなと思ったのは

進行状況を記録する

というやり方。

何をしたか、何文字書いたか、そして書かなかった日は書かなかった旨を記載。

成果が見えなくても、記録していれば、自分がやったことが目で見てわかるので、これはいいなと思いました。

受験生のときから日記・記録を書き続けている私にとっては、すんなり受け入れられるやり方です。

この本を読み終わってから、まず書く時間を割り振ることにしました。

朝の身支度を済ませた後、出発するまでの1時間前後をブログ執筆の時間として取ることにしました。

スケジュールを立て、それを守る

これは執筆に限らず、習慣作りの基礎であり、多くのことに応用できるなあと思いました。


『できる研究者の論文生産術』/ポール・J・シルヴィア

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